日々の生活の中で、多くの人が集中力による悩みを少なからず抱えている事でしょう。
仕事や勉強に集中できない、最初は良くても集中力が途中で切れてしまう、などのケースも多いと思います。
しかし、その続かない集中力は普段の食事に原因があるかもしれません。
ブドウ糖などの食べ物をうまくコントロールし、ちょっとしたコツを普段の行動にプラスするだけでも集中力や思考力、認知能力を上げることが出来ます。
今回はうまい具合に集中力を上げる方法についてご紹介していきます。
集中力が続かない理由、その仕組みと上げ方
普段我々に集中力をもたらす体の部位はもちろん脳です。
そんな人間の脳も集中力を生み出す為にはある程度のエネルギーを求めます。
大雑把にリスト化すると、
- ブドウ糖
- 低脂酸
- リン脂質
- ミネラル
- アミノ酸
- ビタミン
などが挙げられますが、この中でもブドウ糖がもたらす集中力を高める効果は絶大と言われており、体の血糖値を上げ、さらに脳の活動を活発にする事で思考能力や集中力を向上させる事が出来ると言われています。
しかし、このブドウ糖による効果は一日中続くわけではなく、数時間後には効果が切れてしまいます。
そこでアーモンドやナッツなどを休憩時間などに食べることにより、ブドウ糖が脳へエネルギーを送ります。
結果として集中力の持続や思考能力が活発になるそうです。
集中力と思考力を上げる2種類の食品:GI食品
血糖値の上昇が脳へのエネルギーを送ると書きましたが、その上昇の仕方にはふた通りの種類があります。
①一つは一気に血糖値が上がり、それに伴い集中力や思考力も急激に上がる右肩あがりの変化。
②もう一つは徐々に血糖値が上がり、集中力なども徐々にに上がる緩やかな変化。
これらの違いは低GI食品か高GI食品を食べたかで決まります。
①の急激な集中力と思考力の向上は高GI食品(煎餅、パン、白米、かぼちゃ)などを食すことにより効果として現れます。
しかしこの反動も大きく、効果が切れると一気に集中力が低下し、この急激な上げ下げによりストレスなどのマイナスな効果も現れるそうでうす。
逆に②の徐々に血糖値を上げる低GI食品(ヨーグルト、さつま芋、玄米、そば、大豆、マグロ、アボカド、キノコ、チーズ)などは集中力や思考力などを持続させやすく、さらに十分なエネルギーを脳へと送ることが出来き、2時間後には脳の活動を絶頂期へと導くのだそうです。
なのでこの低GI食品の含まれた食事をバランス良く取り、休憩時間などの合間にブドウ糖を摂取することで集中力をさらに持続することが出来るそうです。
カフェイン効果を上手に利用すると集中力は上がる
コーヒーにはカフェインが含まれており、認知能力の持続や眠気覚しの効果が見込めます。
しかし、一日に450ml以上飲むと過剰摂取となり、最悪死に至るケースもあります。
ちなみにエナジードリンクの適切な摂取量は125mlで、海外ではエナジードリンクを1日に何本も飲み死亡した事例もあるぐらいです。
けれども休憩時間に飲むような場合は全く問題は無く、むしろ1時間30分〜2時間30分の間も認知能力を高めてくれる効果が見込めます。
カフェインを摂るタイミングとしては疲れる前に飲むと、20分後ぐらいで効果が現れるそうです。
しかしここで一つ注意が必要な点があります。
カフェインは飲んだ後は問題ないのですが、効果が切れた後は飲む前に比べて体がだるくなる傾向にあるそうです。
そのだるさを和らげてくれるのが、ヨーグルトなどの乳製品です。
コーヒーなどと一緒にヨーグルトなどを食すと、それに含まれる脂肪分がコーヒーに含まれるカフェインの吸収を和らげる効果を出すそうです。
それによりこカフェインが切れた時の体のだるさを和らげる効果が見込めるそうです。
水分不足は集中力を低下させる?
人間の脳の約8割は水分で構成されており、少しでも脳の水分が不足すると体内のホルモンが乱れ、それに伴い集中力も低下するのだそうです。
さらに脳は15%の血液を保持しており、それがうまく回らないと当然認知機能や集中力も落ちます。
普段の姿勢なども血流に影響を与えますが、水の摂取量も同時に脳を活性化させる為に必要な要因という事です。
特に水分に関しては80%中2%でも水分が低下すると、集中力や認知機能も低下するそうです。
つまり勉強や仕事にかかわらず、こまめな水分補給が必要になるという事になります。
集中力の上げ方まとめ
集中力を掘り下げてみると非常に面白い原理や効果があり、日常でも使えるものばかりです。
もしまた気になった事や、日常で使えそうな知識があればご紹介していきたいと思います。